基本の切り方
1.まず,ペットボトルを切る位置で,カッターを横に寝かせて数度前後に動かして,ペットボトルに切り傷をつけます。これだけで切れるわけではありません。後でカッターを突き刺すときに刃がすべらないようにするための処理です。しっかり跡がついたところで,つけた跡の中央あたりにカッターを縦に立てて,刃先をズボッと,まっすぐ下に押し込みます。
- カッターの刃先が丸まっていると刃が突き立ちません。そんなときには,カッターの刃を折って,尖った新しい刃を出しておいてください。
- ここが一番危険なところです。刃が滑って手をけがしないように,左手はカッターの刃の近くには置かないようにしてください。
2.カッターの刃が入ったところで,カッターごとペットボトルを手前に回して,今度は,カッターを下方向(下前方といった方が正確かもしれません)に押し下げるようにして切り,ハサミが入るぐらいまで切れ目を広げます。
- カッターを自分の方に向けて切ると,切りにくいだけでなく,刃が滑ったときに危険です。
- そのまま最後までカッターで切りきってしまってもいいのですが,途中からハサミに変えたほうがきれいに切れると思います。
3.十分に切れ目が広がったところでカッターは収め,ハサミに持ち替えます。ハサミは,切れ目の下側に差し込み,ちょうど自分から見て向かい側の方を切るようにします(←ここがポイント)。こうすると,少々硬いペットボトルでもラクラク真っ直ぐに切れます。
4.切り離したら,ハサミで切り口を整形しますが,そのときも下側から向かい側へと切っていくと楽に切れます。
ペットボトルの輪切りを作る
ペットボトルを1回切って,次にもう一度切ってペットボトルの輪切りを作るのは,意外に難しい作業です。一度切って底抜けになっているので,カッターの刃を突き立てようと思っても,ペットボトルがヘナヘナと曲がってしまい,カッターの刃を突き立てることができません。
これもいろいろやり方を考えたのですが,元のペットボトルみたいにすればいいと思いつきました!具体的には,まず切り落とした底側の切れ端に大きめのV字型の切れ目を切り入れておきます。
V字の切れ目を入れた底の部分を,切った方のペットボトルにギュウギュウと押し込みます(ちょっと無理やりですが・・・)。はずれないようにしっかりと押し込みます。そうすると,ちょっと短くなったペットボトルのようになります。
あとは先ほどと同じ要領で切ることができ,きれいな輪切りができます。カッターを押し込む際に,押し込んだ底が外れることがありますので,ここは注意しておいてください。
ペットボトルを切る目安の線を引く
ペットボトルのどこを切ればいいのかの目安として,マーカーで目印の線を引いておくと,切るのにとても便利ですね。いろいろやり方が提案されていますが,今ひとつ手軽なものが見つかりません。
ということで,いろいろ考えて,とっても簡単な方法を思いつきました。まずマーカーを,動かないように養生テープなどでしっかりとテーブルに貼り付けておきます。次にセロテープの台など,ちょっと重みのあるものを用意し,それにペットボトルの底を押し付けながら,ペットボトルの側面はマーカーに当てながらクルクル回せば,簡単に目印の線が付けられます。ペットボトルの底が凸凹なので,ちょっと線がガタガタする気もしますが,それはご愛嬌ということで・・・。(笑)
おまけ:切り口を丸める方法
これは定番のやり方なのでご存知の方も多いと思いますが,アイロンの熱でペットボトルの切り口を丸める方法があります。アイロンを「強」にして熱しておいて,切り口を軽く当てていって丸めるというわけです。ただペットボトルがかなり熱くなりますので,安全にするなら軍手などはめて熱するのがよいと思います。
「ペットボトルを切る」「輪切りを作る」「目安の線を引く」のどれにも,自分なりのオジリナルアイディアが入っていて,ちょっと自慢です。お役に立てたらうれしいです。